2017年に公開されて以来、世界的に人気となっている『Fortnite(フォートナイト)』。
年齢層も幅が広く小学生から社会人まで多くの人が楽しんでいることでも知られています。
今回はそんなフォートナイトの対象年齢や、年齢制限アカウントについて、最新のペアレンタルコントロール機能を使った具体的な設定手順やトラブル回避術についてご紹介します。
フォートナイトの対象年齢は?
まず結論からお伝えすると、日本国内におけるフォートナイトの対象年齢区分は「CERO C(15歳以上対象)」となっています。
しかし、これはあくまで「15歳以上の人に適した表現内容が含まれていますよ」という推奨の目安であり、「15歳未満がプレイしてはいけない(禁止)」という法律的な決まりではありません。
実際、多くの小学生がSwitch版フォートナイトなどを楽しんでおり、2024年の調査では小学生人気No.3のゲームにランクインしています。
とはいえ、親御さんが気になるのは「なぜ15歳以上なのか?」という点ですよね。
対象年齢が設定されている理由は?
対象年齢が設定されている主な理由は以下の通りです。
| 理由 | 具体的な内容 |
| 暴力的な描写 | ・銃などの武器を使って相手を倒す表現があるため ・ただし、流血表現などはなく、倒されたキャラクターはデジタル転送されるようなポップな演出です |
| 対人トラブル | ・ボイスチャット(通話)で知らない人と話せたり、暴言を吐かれたりするリスクがある |
| 課金要素 | ・スキン(衣装)などのアイテム購入があり、金銭トラブルにつながる可能性がある |
このように、ゲームの内容そのものよりも、オンライン特有のトラブルやリスク管理が必要なため、ある程度の判断力が求められる年齢として設定されています。
そのため、15歳未満のお子さんが遊ぶ場合は、保護者による見守りや設定が必須と言えるでしょう。
フォートナイト年齢制限(年齢制限アカウント)とは
フォートナイトの年齢制限は2022年12月から公式のEpicから導入された機能です。フォートナイトの対象年齢に達していないEpicアカウントは機能限定アカウントになり、保護者による同意手続きが必要となります。それまでに使っていたアカウントで購入または獲得したフォートナイトのゲーム内コンテンツ全ては引き継がれますが、特定の機能にアクセスする際にペアレンタルコントロールの設定が必要になります。基本的にはチャットの設定に制限がかかったり、16歳未満であればNGワードのフィルターなども機能するようになります。
年齢制限(年齢制限アカウント)の対象者
基本的に『Fortnite(フォートナイト)』の対象年齢は15歳以上となっています。しかし、小学生に人気となっていることもあり遊べないわけではありません。Nintendo Switchであれば多くの家庭にありますので、小学生のお子さんがそれを使ってプレイしているということも少なくありません。年齢制限の対象となるのは18歳未満の未成年と16歳未満に分かれてその対象となるようです。主に18歳未満で年齢を申告していないプレイヤーは、一部の設定が最も厳しいプライバシーオプションにリセットされたり、16歳未満のプレイヤーの場合はNGワードのフィルターがかかったりするようになります。
年齢制限(年齢制限アカウント)で制限される機能
機能限定アカウントになると、保護者の同意(ペアレンタルコントロールの設定)がない限り、以下の機能が使えなくなります。
- ボイスチャット・テキストチャット: 他のプレイヤーとの会話ができなくなります。
- アイテムの購入: 金銭を用いた課金ができなくなります。
- ディスプレイネームの変更: 自分で好きな名前に変更することが制限されます。
- Epic以外が所有するゲームのDL: Epic Gamesストアでの一部ゲームの入手不可。
- SNSとの連携: FacebookやGoogleなどのアカウントとのリンク制限。
- 2段階認証(SMS): ショートメッセージを使った認証の利用不可。
特に、子供たちの間でトラブルになりやすい「チャット機能」と「課金」がデフォルトでブロックされるのは、親としては安心できるポイントですね!
年齢制限の解除方法とペアレンタルコントロール
年齢制限を解除するにはペアレンタルコントロールの設定が必要になります。ペアレンタルコントロールの設定は、機能制限アカウントを利用するために登録したメールアドレスから可能となっており、そこから保護者の許可を得て細かな制限を解除してもらう必要があります。保護者の方が大丈夫だと判断して全ての制限を解除してくれれば何の制限もない普通のアカウントになりますし、保護者の方が心配な部分は制限して一部だけ解除するということもできます。設定はすぐにできますので一度解放してみて様子をみて危険と判断したらすぐに制限を再度かけることも可能です。
【実践編】トラブルを防ぐ!ペアレンタルコントロール設定ガイド
お子様が安全にフォートナイトを楽しむためには、年齢制限の仕組みを理解するだけでなく、より詳細な「ペアレンタルコントロール」の設定が不可欠です。ここでは、具体的な設定機能と手順を解説します。
フォートナイトのペアレンタルコントロールでできる「6つの制限」
Epic Gamesが提供するペアレンタルコントロール機能は多岐にわたり、単なるプレイ可否だけでなく、ソーシャル機能や課金まで細かく管理できます。主な6つの機能は以下の通りです。
| 機能カテゴリー | 設定できる制限内容の詳細 |
| ① ソーシャル制限 | ・ボイスチャットやテキストチャットの利用を「許可」「フレンドのみ」「許可しない」から選択できます ・フレンド追加時にPINコードの入力を必須にすることで、知らない人と繋がるリスクを排除できます |
| ② 購入の制限 | ・Epic Gamesストアやゲーム内での課金時にPINコードの入力を必須にします ・子供が勝手にクレジットカードを使ったり、高額なアイテムを購入したりするトラブル(課金し過ぎ)を防げます |
| ③ レーティング制限 | ・CEROなどの年齢区分に基づき、特定の年齢以上のコンテンツへのアクセスを制限できます ・暴力表現や過激な表現が含まれるゲームや島(クリエイティブマップ)へのアクセスをブロックします |
| ④ プレイ時間制限 | ・1日あたりのプレイ時間や、プレイ可能な時間帯を設定できます ・設定時間を超えると画面に通知が表示され、プレイできなくなります ・週ごとのプレイ時間レポートを受け取ることも可能です |
| ⑤ アカウント接続制限 | ・Epicアカウントを使って他のゲームや外部サービスにサインインする際、PINコードを要求します ・子供が管理外のゲームを勝手に始めるのを防ぐことができます |
| ⑥ AI機能の利用制限 | ・音声やテキストを用いたAIとのコミュニケーション機能を制限します ・近年増加している生成AIなどによる予期せぬトラブルから子供を守るための新しい機能です |
3分で完了!ペアレンタルコントロールの設定手順
設定方法は大きく分けて「ゲーム内から行う方法」と「Webサイト(PC/スマホ)から行う方法」の2つがあります。
フォートナイトのゲーム画面から設定する場合
Switch版フォートナイトやPS4/5などでゲームを起動している状態から、以下の手順ですぐに設定できます。
- ロビー画面でコントローラーの「+」ボタンなどを押します。
- 右上のメニュー(3本線のアイコン)を開きます。
- 画面右側のメニュー列から「ペアレンタルコントロール」を選択します。
- 「ペアレンタルコントロールを設定」を選びます。
- 保護者のメールアドレスを入力し、届いた認証メールを確認してリンクを開きます。
- 6桁のPINコード(暗証番号)を設定します。
- 設定完了後、ボイスチャットやフィルタリングのON/OFFを個別に設定します。
Epic Games公式サイト(スマホ・PC)から設定する場合
ゲーム機を触らずに、保護者のスマホやパソコンから管理することも可能です。
- ブラウザで「Epic Games」公式サイトにアクセスします。
- 子供が使用しているアカウントでログインします。
- アカウントページを開き、メニュー内の「ペアレンタルコントロール」を選択します。
- 設定済みのPINコードを入力します(未設定の場合はここで設定)。
- 画面上のスイッチを切り替えるだけで制限などを変更・反映できます。
PINコードを忘れた場合の対処法
「制限を解除したいのにできない」「PINコードを忘れてしまった」というトラブルも多く発生しています。その場合の解決策は以下の通りです。
| 目的 | 手順・設定内容 |
| PINコードを忘れた場合 (リセット手順) | 1. Epic Games公式サイト(またはゲーム内)のペアレンタルコントロール画面を開く 2. 「PINコードを忘れた場合」のリンクを選択する 3. 登録している保護者のメールアドレスに届くリセット用メールを確認する 4. メール内のリンクにアクセスし、新しいPINコードを再設定する |
| 完全に無効化(オフ)にする場合 | ※「一括オフ」にするボタンはないので以、下の項目を個別に変更してください ・ 購入時のPIN入力 ⇒ 「オフ」にする ・ フレンド追加のPIN入力 ⇒ 「オフ」にする ・ ボイス・テキストチャット ⇒ 「すべて許可」に変更する ・ レーティング制限 ⇒ 「制限なし」に変更する |
まとめ
今回はフォートナイトの対象年齢や年齢制限、最新のペアレンタルコントロール設定について解説しました。オンラインゲームは世界中の人と繋がれる魅力がある反面、トラブルのリスクも伴います。
ソーシャル制限や課金制限などの機能を適切に使い、お子様の成長に合わせて設定を見直しながら、安全にゲームを楽しめる環境を整えてあげましょう。









